エストニアのかぎ針レース

エストニアのかぎ針レース

やっぱりレースが好きだなぁ、と素敵なレースを見るたびに思います。

1本の糸からできた透かし模様は繊細で、小さいものでも身近にあると、なんとなく豊かな気持ちになるような。

レースは編み、織り、刺繍などの方法で作ることができますが、私はニットの畑にいるので、最初は編みのレースについてにしようと思います。

5年前に旅行をしたエストニアのタリンでかぎ針レースの掛け物を買いました。

エストニアはバルト海の南にある小さな国です。

フィンランドの首都ヘルシンキから近く、

ヘルシンキから1時間かけて船でいくのが一般的で、私もフィンランドを回って最後にタリンに寄りました。

もともと手工芸が盛んなところで、手編みのミトンやセーターが有名ですが、お店を回るとかぎ針のレースもたくさんあって、ついつい気になってしまいます。

エストニアは上質なリネンの産地でもあるので、リネンで編まれたものが多く、

このレースもリネン糸が使われていて、光沢とはり感がある感じが好きです。

サイズも直径60cmくらいある大振りの円型。

家のコピー機の幅にぴったりなので、普段は掛け物にしています。

工芸的に「編む」ことは、おおまかに棒針とかぎ針の2種類がありますが、

棒針は機械でも表現できる編み方なので、なんとなく工業的な色が強くあるように感じます。

反対にかぎ針は機械では編めないので、

かぎ針で編まれたものは少なからず人の手で編まれているので、どこか温かさがあるようにいつも思います。

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・購入したお店

Eesti Käsitöö Kodu

ミトン、セーター、レースなどエストニアの工芸品全般を扱っているお店。

タリン旧市街に3か所お店がありますが、

Pikk 22 と言う通りにあるお店が本店で1番大きいです。

エストニアで編まれた工芸品だけを扱っているので、少し割高ですが、伝統的な作品を見るだけでも楽しいです。