ハワイ島のラウハラ編み

ハワイ島に着いて驚いたのは、太陽の日差しが眩しかったこと。
南の島にあまり行ったことがなかったので、こんなものなのかと思いながらもりもりと元気に育っている植物を見るのが本当に気持ちよかったです。

お土産のお目当てはハワイ島に伝わるラウハラ細工。細工とかcraftsとか書いてある看板を見るだけで心が躍ります。
ラウハラはハワイ語で「ハラ」と呼ばれるパンダナスの葉っぱを材料にした工芸品です。乾燥させて加工した葉を帯状に裂き、それを編みこんで、籠や帽子、マットなどさまざまな物を作るのです。
ちなみに「ラウ」とはハワイ語で編むこと。

小さな小物入れとコースターを購入しました。
一見シンプルにも見えるラウハラ細工ですが、 帽子やバッグなど、手の込んだものになると、細いラウハラを編み込むようなデザインのものもあり、熟練の技が必要な奥の深い工芸品です。
道端でもヤシの木に寄りかかりながら編んでる職人さんも何度か見かけました。
トゲのある葉を編める状態にまでに何度もなめして準備するのは大変な時間と労力のいる作業。技術も手間ひまもかかるとあって、最近ではラウハラを編む人はハワイ全体でも少なくなってきたといいます。
材料の準備が大変なためハワイ産のハラで作ったラウハラ細工を見つけるのはなかなか至難の技。この自然の優しさを感じる工芸が廃れないでほしいと思っています。

太陽の日差しをたっぷり浴びた葉っぱで編まれたこのコースターは、暑い夏に冷たいアイスコーヒーを置くのにぴったりです。
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Kimura Lauhala Shop

日系の木村さんご家族が営んでいるハワイ島の工芸店。
ここで扱っているラウハラ編みは、ハワイで採れたハラのみを使って地元の方が編んだものが置いてある貴重なお店です。
